「プラットフォーマー」「GAFA（ガーファ）」とは？今さら聞けないITビジネス用語をご紹介

「プラットフォーマー」や「GAFA（ガーファ）」、「ビッグテック」といった言葉をニュースなどで耳にしたことはあるのではないでしょうか。どれも、私たちの生活や仕事などを支えている巨大IT企業を指しています。

今回は、プラットフォーマーとは何か、どのような企業なのかをご紹介します。

GoogleにApple、Facebook...どの企業の製品やサービスを私もよく使っています！

GoogleやAppleなど、普段から製品やサービスを利用している方も多いでしょう。プラットフォーマーがどのような企業なのか、見ていきましょう。

プラットフォーマーとは？

プラットフォーマーは、一般的には基盤（プラットフォーム）を提供する事業者という定義がされています。なかでも、IT業界におけるプラットフォーマーとは、インターネット上で大規模なサービス提供をしている企業を指します。

IT化が進んだ現在では、プラットフォーマーの地位は支配的なものとなり、私たちに便利なサービスを提供してくれる反面、情報の管理やその独占構造に対して問題点も浮かび上がってきています。

2022年には、米テスラなどのCEOである、イーロン・マスク氏がプラットフォーマーのひとつである米Twitter社を買収したことで話題になりました。その背景として、Twitter開発チームによる、トレンドの恣意的な操作やずさんな勤務体制などが指摘されていることがありました。

GAFA、GAFAMとは？何をしている企業？

GAFAとは、当時新興IT企業だった「Google」「Apple」「Facebook（現 META）」「Amazon」の頭文字を並べたものです。

そもそも、海外では主に「ビッグテック」と呼ばれ、GAFAやGAFAMは日本でよく使われる名称です。起源としては洋書を翻訳した、東洋経済出版の『the four GAFA 四騎士が作り変えた世界』で使用されたのが最初と言われています。大ヒットした同書の影響で、日本ではGAFAが定着しました。

また、近年ではGAFAにマイクロソフトを加えたGAFAM（ガファム・ガーファム）が一般的になってきています。

Google

Googleは、検索エンジン「Google Search」を中心として発展したIT企業です。

Googleの最大の特徴は、非常に多くのサービスを提供している点です。検索エンジンはもちろん、動画配信の「You Tube」、地図サービスの「Google Maps」、メールの「Gmail」など、日常生活で多くの人が使っています。

また、社内チャットやGoogle Driveなどを含んだ、Google Workspaceのようなビジネス向けプラットフォームや、Google AnalyticsやGoogle Adsなど、マーケティングに活用できるツールを多く公開しています。

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Apple

Appleは、「iPhone」や「iPad」「iMac」などの独自のデザインが施されたデジタル機器を中心に発展しているIT企業です。独自のデザインを特徴としていることからも、Apple製品はブランディングに優れています。

また、AppleはiMacなどのデジタル機器で利用できるアプリケーションや様々なコンテンツが売買される「iTunes store」や「App store」といったマーケットも運営しています。音楽配信のApple Musicも7,000万人以上を抱える巨大サービスとなっています。また、iCloudと呼ばれるクラウドサービスの運営もしています。

Meta（元 Facebook）

Metaは利用者が29億人を超える実名SNS、「Facebook」を運営しているIT企業です。個人名をはじめとしたパーソナル情報をもとにした、行動ターゲティング広告や、企業に対して企業アカウントの販売をしています。また、世界のソーシャルアプリダウンロードランキングのトップ５に、「Facebook」や「Facebook Messenger」に加え、傘下の「Instagram」、「Whatsapp」の4つのFacebook製品がランクインしています。最近では、メタバースの開発に力を入れています。

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Amazon

Amazonは、さまざまなものを売り買いする、EC（電子商取引）プラットフォーマーです。当初は本やCD、DVDをはじめとした幅広い取り扱い品目をネット販売していました。それらの膨大な取引から集めた顧客に関する購買行動や嗜好性に関する情報をもとに売り買いをする場を作り、その場を企業や個人に提供したことで発展したIT企業です。そのほか、有料会員制プログラムであるAmazonプライムや電子書籍サービスKindleなども運営しています。

加えて、AWS（アマゾンウェブサービス）などのクラウドサービスも主要なサービスにしています。AWSは、コンピューティング、ストレージ、データベース、セキュリティなど、様々なサービスを提供していて、クラウドインフラ市場で32%と、競合を大きく引き離すほどのシェアを持っています。

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Microsoft

Microsoftは、世界のOS（オペレーションシステム）で、おなじみの約75％ものシェアを誇る「Windows」を開発している企業です。そのほか、多くのビジネスパーソンが使用する「Word」や「Excel」、「PowerPoint」などビジネス用ソフトウェアを多く手がけていて、企業向けの売上ではIT企業トップとなります。また、ハード面にも力を入れており、人気機種の「Microsoft Surface」シリーズも販売しています。

おわりに

プラットフォーマーと呼ばれる世界のトップIT企業GAFAMは、それぞれ独自の方法で世界中のユーザーを獲得しています。そのGAFAMのサービスを上手に活用することは、今や必要不可欠なスキルだと言っていいでしょう。GAFAMをビジネスに活かすためには、例えば、Googleに関してはSEO対策についての知識が必要であるように、ITリテラシーと呼ばれるITに関する知識が必要です。

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