日本語対応のWebフォント9種類、フリー素材としてGoogleが公開中
2016年10月20日
Googleが、日本語のWebフォントを試験的に「Google Fonts + 日本語早期アクセス」というサイト内で無料公開しています。
公開されているフォントの種類は9種類。
ビジネスでも使えそうな汎用性のあるデザインのフォントから、遊び心あるデザインのフォントまで用意されています。
Webフォントとは
Webフォントは、CSS3から新たに登場した、インターネット上からフォントを表示する技術です。
通常、Webサイトで表示される文字データは、Webサイトの閲覧者の端末にインストールされているフォントデータを使って表示されています。 そのため、有料フォントや特殊なフォントをWebサイト側で表示指定していたとしても、閲覧者がそのフォントデータを持っていなければ、表示することができませんでした。
しかし、Webフォントを使えば、たとえユーザーがフォントデータを持っていなかったとしても、Webサーバー側に設置されているフォントデータを参照して表示させるため、フォントデータの所有の是非に関わらず、好きなフォントの文字を表示することができるのです。
(詳しくは、IT業界まるわかりガイド『有料?無料?Webフォントとは?Webサイト制作に関するフォントの基本』をご覧ください。)
とっても便利なWebフォントですが、Webフォント用のフリー素材というとなかなか見つからないものです。 特に日本語となると1つのフォントデータに8,000文字程度の文字数が必要になるため、余計に数は限られてしまいます。
そんな中、Googleは、独自開発した日本語のWebフォント「Google Noto Fonts」を以前より配布していました。 その「Noto Fonts」も使い勝手の良いフォントとして人気がありますが、今回新規に公開されたフォントも、いずれも魅力的なデザインのものばかりです。
Google Fonts + の使い方
「Google Fonts + 日本語早期アクセス」のサイトにアクセスすると、9種類のフォントが並んでいます。 その中から好きなフォントを選ぶと、該当フォントの詳細ページが表示されます。
右側にHTMLとCSSの記述があるので、タグはHTMLファイルのヘッダー部分に、CSSの記述はCSSファイルに記述しましょう。(フォントを適用したい場所に、クラス名を適用することを忘れずに)
たったそれだけの作業で、当該フォントを使用することができるようになります。
「早期アクセス」の名前の通り、まだ完全なサポートではありませんが、今後フォントが増えていくことが期待できます。
フリー素材のWebフォントが増えれば、よりWebデザインの幅が広がりますね。よい機会なので、ぜひ一度使ってみてください♪
関連リンク
- Google Fonts + 日本語早期アクセス
- Google Noto Fonts
- Google Fonts
- IT業界まるわかりガイド「有料?無料?Webフォントとは?Webサイト制作に関するフォントの基本」
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