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Webライティングのコツ~読者に注目される記事とは~

2017年8月18日

Webライティングのコツ~読者に注目される記事とは~

世の中にWebコンテンツがあふれる中で、どのような文章なら「面白い記事」「役に立つ記事」として、多くの読者に注目される記事になるのでしょうか? 
本日は、ちょっとした工夫をするだけで、Webライティング力が向上するテクニックについてご紹介します。

リード文では、記事の面白さをアピールするべし!

Webライティングの際に特に気を付けたいのが、本文最初に位置する100~200字程度のリード文です。読者が最初に目にするリードが興味をそそるものでなければ、読者は読むのをやめてしまいます。

Webライティングにおいて、なぜ、リード文が重要なのでしょうか。

それは、情報が溢れるインターネットの世界において、リード文を読んだときに興味が湧かなければ、読み手はすぐにそのコンテンツから離れてしまうためです。
特に、インターネットの利用目的が情報収集であることが多い日本においては、タイトルやリード文などを読んだ際に「自分にとって有益かどうか」「面白そうかどうか」を即時に読者は判断しています。また、SNSなどでコンテンツが共有された際に、リード文に該当する箇所が表示されることも多いため、更なる読者を獲得する上でも、リード文は非常に重要な役割を担っているのです。

そのため、「こんな風に始まったら読者は面白いと感じるだろう」「こういう書き出しであれば、思わずクリックしてしまうだろう」と思えるように、工夫を凝らしたリード文を作成しましょう。

リード文の書き方は一つではなく、いくつかのパターンが考えられます。

1.結論や本文の内容を簡潔にまとめる

これは、Webライティングにおけるリード文の基本です。何が書いてあるのかがわからないまま、Web上の記事を読み進めようと思うのは少数派です。
「この記事でどんな問題や疑問が解決できるのか」「何を知ることができるのか」をリード文で簡潔に示すことで、読者は納得し、期待感を持って記事を読み進めることができるのです。

2.疑問を投げかける

「最近では、Webライティングスキルを測る資格が増えてきていますが、Webライターになるためには資格が必要なのでしょうか。」
...というように、テーマに関連する事象などを記載した後、読者が感じるであろう疑問を投げかけ、本文に対する興味喚起を行うやり方です。

疑問を投げかけられると、人はつい反射的に考え、答えを探してしまうものです。

  • 「皆さんはどう思われますか?」
  • 「AとBどちらが正解だと思いますか?」

...など、疑問の形式にもいろいろあります。効果的に疑問を投げかけることで、読み手の関心を惹くリード文を作成しましょう。。

3.最初に謎を残す

ミステリーのように、人は最初に謎を残されると、気になってつい続きを見てしまいます。

  • 「すぐに就職が決まる人の履歴書の書き方には、共通のポイントがあります。」
  • 「副業で稼げる人がお薦めするスキルセットとは...?」

など、自分が興味がある事柄について結論を伏せた文章を目にすると、つい続きが気になってしまいますね。

ただし、「意外な展開」「予想外の事実」と煽っておきながら、本文は少しも意外ではなかったりすると、読者はがっかりしてしまいます。内容面で読者の期待を大きく裏切らないように気を付けましょう。

4.テレビの通販番組方式

テレビの通販番組のように、視聴者の立場に立って、雑談をするように読者を引き込んでいく書き出し方法です。

例えば、次のような文章が該当します。
「連日暑い日が続いていますね。日差しが強い中で外出すると、短い時間でも肌がピリピリ焼かれているのを実感する方も多いのではないでしょうか。そんな今の季節に欠かせない、肌をケアしながらもベタつかない日焼け止めクリームをご紹介します。」

リード文作成の共通ポイント

ここでは、いくつかのリード文の書き方をご紹介しました。 いずれにしても、リード文と本文(とくに結論)との間にズレがあれば、読者の満足度にも関わりますし、一貫性のない記事になってしまいます。

そのため、下記のいずれかの方法をとって、リード文がより魅力的かつ本文との整合性のある文章になるよう、配慮するようにしましょう。

  • 1.本文を先に書いてから、最後にリード文を書く
  • 2.本文を書いた後に、リード文を読み返してリライトする

ベネフィットを示す

ベネフィットとは、お客様が商品やサービスから得られる利益のことです。その商品やサービスを利用することで、どんな良い影響があるのか、どんなメリットが得られるのかを示すことが、成果の出るWebコンテンツ制作の重要なポイントとなります。

例えば、インターネット・アカデミーで提供している「オンデマンド授業」を例にとると、次のようなメリットが挙げられます。

  • 自分の都合に合わせた受講スケジュールを組むことができる
  • 繰り返し受講できる
  • インストラクターにいつでも質問できる
  • 最短30分から受講できる
  • 再生スピードも調整できる

これらのメリットを、ターゲットユーザーに合わせて具体的なベネフィットとして伝えるようにしましょう。例えば、下記のように書き分けができます。

  • 「子供が急に熱を出して予定通り受講できなかったとしても、オンデマンド授業なら、都合の良い時に振替をして学ぶことができます!」
  • 「まとまった時間が取りにくいので、平日、仕事帰りに少しずつ受け進めたい...そんなあなたでも、オンデマンド授業なら30分単位で予約することができます。」

Webコンテンツの読者の興味関心は、「自分にとってメリットがあるかどうか」にあります。
そのため、商品やサービスの優れているところをただ羅列するのではなく、ターゲットユーザーにとって具体的にどうベネフィットがあるのかを示すことが、Webライティングで気を付けるべき重要なポイントなのです。

まとめ

Webライティングにおいて大切なのは、「読み手とクライアントのことを考え、両方にとってメリットのある文章を書く」ことです。スマートフォンやパソコンから、わずかな空き時間を利用して読んでくれる読者に感謝しつつ、読みやすく成果のでるWebコンテンツになるよう、心掛けて執筆しましょう。

本ブログは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーの講師が運営するWebメディアです。 スクールの情報はもちろん、最新のWebデザイン・プログラミング・Webマーケティングについて役立つ情報をご紹介しています。

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現在、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発とインターネット・アカデミーのカリキュラム開発を担当する。

海外支店責任者として、アメリカとインド、日本を行き来する。5年間、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発と普及活動を行ってきた経歴を持つ。

日本の新宿校、渋谷校インストラクター。主にWebマー ケティングとクリエイティブ系の授業を担当。

バンガロール校インストラクター。デジタルマーケティング が専門分野。

Google認定Webマーケティング講座の企画・開発に携わる。「PHPカンファレンス2011」で講演。「PHP公式資格教科書」の執筆など

バンガロール校支店長。Webプロデューサー、インストラクター、エリアマネージャを経て、現在はグローバル展開のビジネスディベロップメントを担当。

「W3C"HTML5 Tour"」での講演や、インド校にてWebデザイナーおよびチーフインストラクターを勤めた経歴を持つ、人気キャリアプロデューサー。

フランスにあるW3CのEUホスト、ERCIM(欧州情報処理数学研究コンソーシアム)に常駐し、Webの研究を行うインド人インストラクター。Webマーケティングに精通している。

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