IT×自動車産業。もはやITは全ての産業に欠かせない!?
2017年12月24日
身の回りのあらゆる モノがインターネットとつながることを表すIot(Internet of Things)という言葉があります。こんな言葉が作られるほど現代は情報技術が欠かせない時代になりました。それは日本の産業の要とも言われる自動車も例外ではありません。今回は自動車産業がどれほどITと密接な関係になりつつあるのか、今後の展望について話していこうと思います。
IT×自動車でどんな進歩があるの?
自動車のIT化で思い付くのはどのようなことですか?よくテレビのCMでは車の自動衝突防止機能などが流れていますよね。他にも自動車庫入れ機能といった便利な機能も見かけます。今、自動車業界で目標にしているのは車の自動運転です。そして、自動運転化を実現するにあたってとても重要な役割を持つのがITです。
実際に大手自動車メーカーとIT関連企業が手を組む例が多くなってきました。例えばドイツのBMWは2021年までに完全自動運転車を開発することを目標とし、半導体メーカーのインテルと運転支援システム会社のモービルアイとの提携を発表しました。ゼネラル・モーターズ(GM)は自動運転車を開発する方向性を明らかにし、アメリカの大手アプリ会社リフト(Lyft)へ5億ドルの出資をしました。トヨタ自動車は自動運転車の開発をするための50人規模の研究所を設立し、そこで開発された自動運転車の公道走行実験にこぎつけるほどまでに至りました。
参考
Googleが自動車産業に参入!?
大手テクノロジー会社のグーグルは以前から自動運転技術の開発に取り組んでおり、その技術は他企業の一歩先を進んでいます。トヨタ「プリウス」「レクサスRX450h」やアウディ「TT」などもグーグルからの情報提供を受けています。
グーグルの情報提供は自動運転車開発の進歩に貢献するでしょうが、グーグルが自動車産業に参入する手がかりにもなるのです。グーグルは自動運転技術を自動車メーカーに提供する代わりに自動車メーカーから自動車技術の情報を得ているのです。これにより最終的にはグーグルが独自の自動運転車を作ることになるでしょう。
実際に、グーグルの自動運転車プロジェクト公共政策担当責任者のサラ・ハンター氏は単に自動運転車を売るのかそれを使った新たなサービスをするのかといった正確な方向性が決まってないと発言しながらも自動運転車を自社事業にすることは認めています。その上、完全自動運転試作車についてもグーグルは数百台まで生産量を増やしており、その点から見てもグーグルが自動運転車を売り出す日は遠くないでしょう。
参考
ニュースイッチ グーグル自ら完全自動運転車の量産・販売も、英ガーディアン報道
まとめ
日本の一大産業である自動車産業もIT化の波に乗り始めました。自動運転車の開発はその初めの一手とされ 、自動運転車開発が終わってもIT化は続けられるでしょう。運転作業が不要になった車の中で人々はより快適に過ごすための新たなサービスが必要になるからです。このようにITは将来、自動車産業に限らず、どの産業にも必要とされるようになります。
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