Googleが全WebブラウザーのAR体験実装プロジェクトを発表!
2018年1月24日

2017年から、VRやARに力を入れてさまざまなプロジェクトを発表しているGoogleが、新しいプロジェクトについて発表しました。私のブログ記事でも度々、Googleのプロジェクトを紹介しておりますが、Googleの特にARへの力の入れようを感じていただけると思います。
今回、Googleの「AR and VR」ブログの中で、「Augmented reality on the web, for everyone」という記事が出されました。記事の中では、数ヶ月以内に、デスクトップ、アンドロイド、iOS向けのすべてのWebブラウザで、AR体験を実装すると発表されました。
AR体験と言われても、イメージが難しいと思います。まず、基礎機能としてGoogleが紹介しているのが3Dモデルビューアーです。これは、Webブラウザーに画像と同様に3Dモデルを埋め込むことができるようにするものです。以下の画像は、Googleブログに掲載されているものをお借りしてきたものですが、宇宙服をきた人物の3Dモデルが、画像の下に埋め込まれているのが分かります。また、ドラッグで回転や拡大縮小などもブラウザ上で行えます。

こういったインタラクティブな3Dモデルの埋め込みは、WebGLという技術を使うことで、これまでも表現することができました。しかし、これが標準機能としてブラウザーに組み込まれるというのは非常に嬉しいですね。
そして、さらにAR機能を搭載したブラウザーでは、3Dモデル上にARボタンが搭載されるようです。そのARボタンをクリックすることで、パソコンやスマートフォンのカメラを通して、現実世界に3Dモデルを配置することができるようになるそうです。この機能には、アンドロイド用にはGoogleのARCoreが使用され、iOS用にはAppleのARKitが使用されます。

WebVR、WebARなどの言葉を聞くようになってきましたが、GoogleのAR対応ブラウザーの実装が進むと、いよいよ本格的にWeb上のVR/AR体験が拡張されていきそうです!
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