プログラミングスクール(学校)とは?講座内容&タイプ別おすすめポイント
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- 2023/02/20
プログラミングはWebサイト制作やシステム開発など、幅広い分野で利用されています。アプリケーションやシステムなどに興味があり、これらに関係した仕事に就きたいのであればプログラミングの勉強が欠かせません。プログラミングを学ぶなら独学よりもプログラミングが学べるスクール(学校)で学習することをおすすめします。今回は、プログラミングスクールの講座内容やおすすめポイントをご紹介します。
目次
プログラミングスクール(学校)とは?
IT業界は拡大の一途をたどっており、それに伴いプログラマーの需要も増える一方であると言われています。プログラミングの技術は目を見張る勢いで進化し、またプログラミング言語のニーズも変化するため、需要の変動に合わせて新しい技術やプログラミング言語を学ぶ必要があります。
プログラミングスクール(学校)とは、これからのIT業界に必要な技術やプログラミング言語に関する講座を受講できるスクールのことで、主に就職や転職、副業を目指して、スキルアップ(自己研鑽)を希望する方が通っています。
また最近では、小学校でプログラミング教育が必須となった影響もあり、就職や転職などとは関係なく、プログラミングそのものに対する興味や知識欲で学ぶ方も増えつつあります。
そもそも「プログラミング」とは?
プログラミングとは、コンピューターに実行させたい処理を記述した手順書(プログラム)を書くことを指します。プログラムは、コンピューターに行わせたい処理を記したものであり、プログラマーが書いたプログラムによって、コンピューターの機能を活用し、アプリやシステムを作動させているのです。
プログラム言語には、JavaやPython、JavaScriptやPHPなど多くの種類があります。なぜ何種類もあるのかというと、開発規模や環境によって向いている言語とそうでない言語があるからです。開発現場で必要とされるプログラミング言語は、その現場やプロジェクトにより異なります。
それならば、言語を多く習得していればいるほど多くの企業にマッチする可能性があるかというと、そうともいえません。プログラミング言語の数は多く、今も現在進行系で種類が増えているため、あれもこれもと手を伸ばすのは現実的ではありません。まず最初の段階では、志望する業界や企業で求められているスキルや、自分の作りたいものが作りやすいプログラミング言語に的を絞り、学習していくのが望ましいでしょう。
プログラミングスクール(学校)の代表的な講座
一口にプログラミング言語と言っても、その種類はさまざまであり、スクール(学校)によっても学ぶことができる講座はそれぞれ違います。
多くのスクールで講座が用意されていて、かつ求人ニーズも多いプログラミング言語として名高いのがPython、Java、JavaScript、PHPです。その3つのプログラミング言語の特長と、一般的なプログラミングスクールで学べる講座の内容例をご紹介しましょう。
Pythonの講座内容(例)
Python(パイソン)は、今話題の人工知能(AI)やデータサイエンスなど最新技術から身近なWebアプリケーション開発まで、幅広い分野の開発を支えているプログラミング言語です。その一方で、Pythonはコードがシンプルで扱いやすく、プログラミング初心者の方にも学習しやすいことで知られています。
Pythonを学ぶことで身につくスキル
・フォームの作成方法
大規模なWebシステムを想定したお問い合わせフォーム機能の作成ができるようになります。複数のフォームの作成や、管理者画面の開発方法について学ぶことができます。・ECサイトの開発
商品の検索機能やカート機能の実装、書籍の検索、商品の購入機能の実装など、ECサイトのシステム開発ができるようになります。・Djangoによるアプリケーション開発
テンプレートやフォームを活用した開発や、Djangoの特徴の1つであるユーザーモデルを活用してログイン機能やユーザー登録の実装ができるようになります。・業務効率をアップするRPA開発を習得
また、Python×Excel講座ではPythonの基本的な操作から学び、最終的にPythonでExcelファイルのデータ集計や顧客リストのデータ抽出などが自動でできる方法を学ぶことができます。・Pythonのデータ分析ライブラリの活用
また、データ分析を学習する際にもPythonが活用されます。Pythonのライブラリを使って、データ分析に必要な基礎スキルを学びながら、データの収集から加工、可視化を行うような実践的なノウハウについて学びます。
Pythonで出来ることの幅が広いからこそ、プログラミングスクールで学べるPython講座の内容も、自分が学んでみたいことに合っているか確認する必要があります。
高度な数学的理解が求められる人工知能分野やデータサイエンスで活躍したい方は、Pythonで機械学習が学べる講座を選ぶとよいでしょう。まずはプログラミングの知識をつけたい、短期間でアプリ開発などが出来るようになりたいという方は、人気のフレームワークDjango(ジャンゴ)を使ってWebアプリケーション開発ができる講座があるプログラミングスクールを選ぶことをオススメします。
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Javaの講座内容(例)
Javaは世界的に見て、最も多くの開発シーンで利用されている言語と言っても過言ではないでしょう。
とても汎用的で、どのOS(Operating System)でも動作させることが可能です。また、大規模開発にも向いていて処理速度が速いため、古くから多くのシステム開発の現場で採用されてきて、信頼があるのも特長です。それゆえ、求人数も安定した高水準を保っており、転職を検討する方に人気の言語でもあります。
Javaを学ぶことで身につくスキル
・検索・検証・エンティティの連携
データベースを使いこなすために必要な、検索・検証・エンティティの連携について、実践演習を通してノウハウを獲得します。
・RESTfulとサービスの利用
Web APIのようにWebベースで情報をやり取りするのに使用されるのがRESTfulと呼ばれるサービス。概要から使い方まで、開発に携わる方に必須の知識です。
Java講座では、Javaによるプログラミングの基礎から、アプリケーションサーバーを使った大規模なWebシステムの開発、Androidアプリケーションの開発まで学ぶことができます。システム開発に必須のEclipseやNetBeans、JSF(Java Server Faces)といった開発支援ツールの使い方など、現場で活用できるノウハウが授業で身につくかどうかが、スクール(学校)選びの大事な基準となるでしょう。
JavaScriptの講座内容(例)
JavaScriptは「Java」という名称がついているものの、先述したJavaとはまったく別の言語です。Javaはバックエンドと呼ばれる、ユーザーには見えない裏側のシステム開発に用いられる言語です。一方、JavaScriptはフロントエンドと呼ばれる、主にWebブラウザでの処理を行うプログラムを書く際に用いられる言語です。
ユーザーが目にするWebページに動きや変化を与えるという従来からの使い方に加え、最近ではアプリケーション開発や、サーバー側で動くシステム開発にも用いられることも出てきて、活用の幅が広がっています。
Javascriptを学ぶことで身につくスキル
・料金計算アプリの開発
プログラムのデバッグを行うときのポイントやオブジェクトについて学習し、その内容を活かした料金計算アプリの開発方法を習得できます。
・Canvas要素での図形や絵を描画
Canvas要素を使った、図形や絵を描画する方法。Webページの背景にCanvasで描画した図形をアニメーションさせる機能を実装できるようになります。
・jQueryによる動的な仕組みの実装
フェードインやフェードアウトの設置、ローディングアニメーションの作成など、jQueryを活用した実装方法を習得します。
JavaScriptが学べるスクール(学校)選びのポイントとしては、「jQuery」やHTML5との連携で必須の「HTML5 API」など、実践的な技術を学び、制作現場ですぐに役立つスキルを習得できるかどうかを重視しましょう。また、記述したJavaScriptの間違いをインストラクターがチェックしてくれるかどうかも、スキルアップできるかどうかに関わるためスクール選びの上で重要なポイントです。
PHPの講座内容(例)
PHPは、文法がわかりやすいため、基本的な文法を覚えてしまえば比較的楽にプログラムを書き始めることができます。また、HTMLと組み合わせて使用できるので、Web制作の現場でも重宝されるスキルであり、プログラマーに限らずWebデザイナーにとっても求められることが多いスキルです。
PHPで作ることができるものとしては、ブログの管理ページやショッピングサイトなどのシステム開発に用いられています。
PHPを学ぶことで身につくスキル
・掲示板システム開発
掲示板のシステム開発を通じて、外部ファイルへのデータの入出力や、投稿・閲覧画面のページの出力の処理、投稿記事数の制限、画像アップロードなどの機能の実装が学べます。
・クッキーとセッション、仕様設計
ログイン情報やECサイトのカート情報などを記録するためのクッキーやセッションについて学びます。また、システム開発の仕様設計の手法も習得します。
・WordPressのカスタマイズ
WordPressはPHPで構築されているため、カスタマイズする場合はPHPの知識が必要です。WordPressの基本操作からカスタマイズ設定、プラグインや応用設定について学びます。
PHP講座の受講を検討している方は、授業の中で掲示板や顧客管理システムなど成果物を作ることができるかどうかや、WordPress(PHPで作られているコンテンツ管理システム)のカスタマイズ方法などを学ぶことができるかを確認しましょう。
【タイプ別】プログラミングスクール(学校)のおすすめポイント
ここまでご紹介したように、プログラミングスクールではさまざまなプログラミング言語の講座を受けることができます。漫然と受講を決めるのではなく、自分に最適な講座選択をするのが、賢いプログラミングスクール(学校)の選び方です。
ここからは、受講する目的やどのように学びたいか、タイプ別に「プログラミングスクールを選ぶポイント」をまとめたのでご参照ください。
1.独学しようとして失敗したことがある
書店へ行くと、たくさんのプログラミングに関する本が並んでいます。本を読めばプログラミングを習得できると意気込んで何冊も買ったものの、独学では難しくモチベーションも維持できずに挫折した方もいるでしょう。
独学しようとして失敗したことがある方には、ライブ授業がおすすめです。同じくプログラミングに興味があり、スキルアップを目指すクラスメイトと一緒に学び切磋琢磨することでモチベーションもキープできることでしょう。
2.授業についていけるか心配
授業のペースが速すぎないか心配、自分のペースでじっくりと取り組みたいという方には、インストラクターと1対1で指導を受けられるマンツーマン授業が受けられるスクールがおすすめです。
分からないことがあったら、その場で質問することで疑問点を後に残さないようにすることができます。あなたにぴったりのペースで安心して学ぶことができるのです。
マンツーマン授業ではなくても、インストラクターに質問しやすい環境ならば授業についていけない不安もなく授業に取り組めるでしょう。そういった意味で、プログラミングに精通したインストラクターがいる専門のスクールを特におすすめします。
3.学校・仕事もスキルアップも、両方とも頑張りたい
学生の方や会社員などお勤めの方でプログラミングに興味をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
学校・仕事とプログラミングスクールの両立を目指す方には、オンデマンド授業がおすすめです。オンデマンド授業なら日中は学校や仕事に集中して、放課後や土日など空き時間に取り組むことができます。
さらに「フリータイム制」で受講する曜日や時間、ペースを選べるスクールなら、無理なく学校・仕事とキャリアアップを両立させられます。スクール選びの際は、ぜひフリータイム制で受講できるかもチェックしてみてください。
4.就職や転職のアドバイスを受けたい
せっかくプログラミングスクールに通うのですから、学んだことを活かせる仕事に就職したい、転職したいと思うのは当然のことです。キャリアアップを希望する方には就職サポートを受けられるスクールが最適です。
プログラミングスクールの中には、人材紹介会社や企業のバックアップを受けて運営されているところもあります。そのようなスクールであれば、求人情報のみならずキャリアカウンセリングなど手厚いサポートを受けられるでしょう。
5.せっかくだから体系的に学びたい
せっかくプログラムを一から学ぶのだから、体系的に学びたいという方には、総合的なコースの選択をおすすめします。
初心者だけではなく、既にプログラマーとして仕事をしている方で、初心に戻って学び直したいケースもあるかもしれません。初心者の方も経験者の方も、自分のニーズを満たしてくれるスクールを選びましょう。例えば、学びたい内容を自由にカスタマイズできたり、体験レッスンでカリキュラムやレベルを確認できたりすると安心です。
6.ピンポイントで必要なスキルを学びたい
自分のウイークポイントや、希望する仕事に必要なスキルを習得したいという場合は、単科講座や資格対策ができる講座を受講することをおすすめします。
テキストに沿った授業を行うだけではなく、自分の疑問や学びたい技術のノウハウにも対応してくれる体制が整っていると、学ぶことがより楽しくなるでしょう。特にマンツーマン授業は、講師が受講生の疑問やニーズにじっくりと向き合ってくれますので、ぜひ検討してみてください。
また、最新技術を紹介するセミナーなど、日頃の授業以外にもプログラミングに関する取り組みがされているかもチェックしてみてください。そのようなスクールは、受講生の学習意欲を刺激して応援する体制が整っているスクールということができます。
7.かなえたい夢や目標がある
プログラミングを学んだ先に何かしら目標がある、例えばゲームを作りたい、特定業界のシステム開発をしたいなど希望がある場合は、カスタマイズ受講がおすすめです。
カスタマイズ受講では、学びたい授業や必要な授業を組み合わせて受講することが可能です。
自分の夢や目標を実現するために、どの授業を選べばいいか分からない場合は、プログラミングスクールのカウンセリングを受けるところから始めましょう。きっとぴったりの受講プランを組んでもらえることでしょう。
通いやすいプログラミングスクールの授業形式とは
ここまで、プログラミングスクールで学べる内容と、スクールを選ぶ上で参考になる「タイプ別おすすめポイント」をご紹介しました。
最後に「通いやすいプログラミングスクール」とは、どのようなスクールなのかをまとめます。
スクールを選ぶ際は、受講するカリキュラムの良さはもちろんですが、自分の生活スタイルに合わせて通うことが出来ることも、勉強を続けていくための重要なポイントです。
様々な授業形式が選べ、フレキシブルにプログラミングが学べるスクールとしては、インターネット・アカデミーがおすすめです。母体がシステム開発案件も扱うWeb制作会社のため、講座を担当するインストラクターからその開発経験をもとにした現場で活かせるノウハウを直接学べるだけでなく、働きながらでも通えるよう、柔軟に受講スタイルを選ぶことができる「フリータイム制」を採用しています。
授業の形式は、ライブ授業、マンツーマン授業、オンデマンド授業の3タイプがあり、好みや都合に合わせて毎回選ぶことができます。ここでは、それぞれの授業の特長についてご紹介します。
インターネット・アカデミーは、オンラインと通学、両方の受講方法があります。
ライブ授業
ライブ授業は、決まったスケジュールで講義が行われるタイプの学び方です。
ライブ授業では、インストラクターから直接指導を受け、じっくりとプログラミングのノウハウを教わることができます。教室では、他の受講生とも知り合う機会があるため、お互いに励みになるだけではなく、学びの場を通じて将来の仕事に役立つ人脈づくりになる可能性もあります。
マンツーマン授業(個人指導)
マンツーマン授業は、インストラクターと1対1の個人指導を受けることができる学び方です。
生徒は自分1人だけのため授業の途中でも質疑応答ができ、確実に理解をしながら先に進むことができます。
また、プログラムがうまく動作しない時に行うデバッグという作業も、マンツーマン授業の中でインストラクターからアドバイスを受けることができるので、プログラミング初心者の方もインターネット・アカデミーでなら安心して勉強を進めることができます。
オンデマンド授業
オンデマンド授業は、ビデオ学習形式の講義で、いつでも好きな場所から、自分の都合にあわせて受講することができます。
ライブ授業やマンツーマン授業と同じように、制作実習をしつつ受講します。疑問に思った箇所やうっかりと聞き逃したポイントがあれば何度でも繰り返し、映像で見ることができます。また、校舎内のラーニングスペースで受講される場合は、インストラクターに質問することも可能です。
3種類の授業形式のすべて、おうちで利用できるなんて、とっても便利なんだね!
おわりに
今回は、プログラミングスクールについて、講座内容やタイプ別のおすすめ受講ポイントをご紹介しました。プログラミングは言語の種類が多く日々新しい技術が開発されているため、独学で学ぶのはなかなか難しいといえます。ぜひプログラミングスクールを上手に活用して、スキルを磨くことを検討してください。
プログラミングスクールのインターネット・アカデミーは、日本初のWeb専門スクールとして、多くの卒業生をWeb・IT業界に輩出してきました。また、母体がシステム開発案件も得意とするWeb開発会社なので、ネットワークやセキュリティを考慮した、現場で求められるプログラミングのノウハウを体系的に学ぶことができます。
また、授業形式もライブ授業・マンツーマン授業・オンデマンド授業の3つの種類から自由に選ぶことができ、フリータイム制で働きながらでも通いやすい環境をご用意しています。無料体験授業や個別相談もご用意していますので、少しでもプログラミングに興味をお持ちの方はぜひお気軽にお問い合わせください。
プログラミングって、子供から社会人まで、学ぶ人が増えているんだよね!
どんなプログラミングスクールが私にあってるのかな?