2017.02.02
サイバー攻撃というと、難しそうとか、大企業レベルで狙われるものではないかと思っている方が多いのですが、実は個人や企業など関係なしに、サイバー攻撃は増えています。 なんと、日本では、10秒に1人の割合でサイバー攻撃の被害者が出ているといわれています。 2016年に日本で発生した交通事故件数がおおよそ1分に1件の割合で発生しているのですが、その6倍もサイバー攻撃の被害者の方が多いということになります。それだけ、サイバー攻撃というのは、身近にあるものなのです。 また、ウイルス対策のソフトウェア企業であるシマンテック社が 2015 年に検出したマルウェアは、4 億 3,000 万を超えており、2016 年インターネットセキュリティ脅威レポートによると、人気の高い Web サイトの 4 分の 3 に
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2016.06.20
PHP技術者認定機構が運営しているPHP技術者認定試験が、ITスキル標準(ITSS)に登録されました! ITスキル標準というのは、経済産業省所管の独立行政法人であるIPAが定める、ITスキルの業界標準の指標(ものさし)です。 「ITスキル標準(ITSS)」とは ITスキル標準の特徴は次のとおり。 情報サービス産業が対象、ユーザー企業でも応用可能 職種を11に分類し、さらに35専門分野に細分化 個人の能力や実績に基づく7段階のレベルを規定 レベルは、「経験と実績」の達成度指標で評価 キャリアとそのために備えるべきスキルを定義 参照モデル(自社で必要な部分だけを使用可)として活用 レベル評価手段として情報処理技術者試験を活用(レベル1 ~ 4) 「ITスキル標準はやわかり」-人材育成への活用-
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2015.09.23
今回は、近年巧妙化しているワンクリック詐欺について、実際の被害例も取り上げつつみていきましょう。 スマートフォンを利用したワンクリック詐欺 スマホでインターネットをしていたら、 ブラウザに高額の請求画面が表示され、同時にカメラのシャッター音がパシャ! 突然、こんなことが起こったら驚愕してしまいますよね。 最近、このようなスマホを利用した巧妙なワンクリック詐欺が増えています。 かつてはパソコンを中心に被害が報告されてきたワンクリック詐欺ですが、 2011年頃からスマホにおける被害が増加しました。 情報処理推進機構(IPA)によると、 IPAに相談が寄せられるスマホのワンクリック詐欺の件数は、2014年4月に急増後、高止まりの状況が続いています。 そして、2014年12月からはその相談内容に変
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2015.05.15
皆さん、こんにちは。 今回はネットワークセキュリティにおける情報強奪とハッカーについてお話させて頂きます。 サイバーテロの脅威 IPA(情報処理推進機構)が発表する「情報セキュリティ10大脅威 2015」には、 2014年に起こった情報セキュリティ関連の事件や事故のうち、特に社会的な影響が大きかった脅威から、 専門家や企業の実務担当者などが選んだトップ10が掲載されています。 このトップ10の第6位に挙げられたのが、ハッカー集団によるサイバーテロです。 アメリカの日系企業がハッカーにより執拗な攻撃を受け、 情報漏洩・サービス停止などの被害に遭うケースが社会的な問題となりました。 ハッカーとは ハッカーとは、コンピュータ技術に詳しい人のことを言います。このことから派生して、 コンピュータ技術
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2015.04.23
IPA(情報処理推進機構)が4月22日に「2015年第1四半期 脆弱性対策情報データベース」 (http://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/JVNiPedia2015q1.html) を更新しました。 この報告書にはソフトウェア製品に関する脆弱性対策情報の件数が掲載されています。 結論としてはセキュリティの脆弱性が増え、その都度ソフトウェアのアップデート件数が増加する傾向にあるようです。 そこで今回はシステムの脆弱性とアップデートの重要性についてお話させて頂きます。 システムの脆弱性の発生原因 サイバー攻撃者が標的にする脆弱性の多くは、 ソフトウェアの作成時に発見できなかった不具合であったり、OSやアプリケーションを正しく設定していない、 あるいは販
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