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ビットコインとは?ビットコインの可能性

2016年9月16日

ビットコインとは?ビットコインの可能性

先日、国連がアフリカでのビットコインの普及を目的に、「A super tech geek」(ITオタク)をボランティアに募集していました。

日本でもビットコインは貨幣として認定されてはいるものの、まだまだ普及率は低いですが、アメリカ、カナダ、メキシコ、イタリア、インドネシアなど、発展途上国も含め世界中で大きく普及してきています。

新しい決済システムであり、お金に関わることなのでなかなか手を出しにくいかもしれませんが、ビットコインは大きな可能性を秘めています。

ビットコインとは

ビットコインは世界中で共通して使える通貨であり、もちろん通貨単位も世界共通で主にBTCが使われます。
ビットコインを日本円に換算したときの価格は常に変動しますが、2016年9月13日現在の1BTCは61,178.2円です。
1BTCが6万円強だと、使いづらい!と思いますよね。

実は、ビットコインの最小単位は0.00000001BTCで、日本円で0.0006円ほどになります。
この最小単位0.00000001BTCは、ビットコイン創案者の中本哲史氏の名前を単位に取って、1satoshiに換算できます。

ビットコインでやり取りをするのであれば、海外に行くときや海外送金するときに両替をする必要がないので、その手数料を取られることもありません。

また、送金手数料が非常に安いのもビットコインの魅力となっています。ビットコインは手数料無料でも送金をすることがでます。

ビットコインの手数料の考え方

実はビットコインでは、自分で手数料を決めることが出来ます。ビットコインでは、それがビットコインのモットーでもあるように「ピアツーピア」の取引を行っているのです。

「ピア」というのは英語で「仲間」という意味。「仲間間での取引」ということですね。

ビットコインでは、実際に自分の取引を成立させてくれるのは、自分と同じ立場であるほかのユーザーになります。
例えて言うと、銀行では、支払いや送金などで振込みをしたいとき、私たちは金額や送り先など必要事項のみ銀行に伝え、実際に取引をしてくれるのは銀行ですよね。
ビットコインでは、その取引を成立させてくれるのが、ビットコイン管理者ではなく、自分と同じようにビットコインを利用しているユーザーです。
よく、ビットコインというと「採掘」という言葉を聞くと思うのですが、他人の取引を成立させたユーザーには報奨金が送られる仕組みになっています。その報奨金の金額が、送金主が設定する手数料。「私の取引を成立させてくれたらいくらの賞金があげます」というのがビットコインでの手数料だということです。

このように、ビットコインには権力を持った管理者という立場の人間は存在せず、ユーザー全員でシステムを管理するという仕組みになっています。 ユーザー全員が取引を監視できるため、横領など不正取引が非常に行いにくいと言われています。これらの特徴から、中立性と透明性の非常に高い決済システムだと言われています。

特にまだ汚職が多いような発展途上国や、募金が資金になるような事業では、手数料がゼロでも送金でき、また不正取引が非常に行いにくいこのビットコインは注目を集めています。

手数料=賞金が高いものほど取引の成立が早くなるという点では、まだグローバル化しきっていない現世界での資本主義的な要素を含んでいますが、ひとつのクリアなフィールドで全員平等な立場にあって取引をする仕組みというのは、近い将来の資本主義のあるべき姿を表しているかも知れません。

まだまだ私たちの慣れ親しんでいる他の決済システムと比べると歴史的に新しく、世界的に見ても受け入れの度合いが低いですが、新しいものというのは何でもきっとそういうものです。

こんな革新的なビットコインを開発しているのは世界でもトップクラスのIT技術者たちです。Githubを使って今も更なる開発が行われています。

皆さんもインターネット・アカデミーで勉強して、そんな集団に「仲間」入りしませんか?

参考サイト

本ブログは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーの講師が運営するWebメディアです。 スクールの情報はもちろん、最新のWebデザイン・プログラミング・Webマーケティングについて役立つ情報をご紹介しています。

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現在、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発とインターネット・アカデミーのカリキュラム開発を担当する。

海外支店責任者として、アメリカとインド、日本を行き来する。5年間、マサチューセッツ工科大学のW3C本部に在籍し、HTML開発と普及活動を行ってきた経歴を持つ。

日本の新宿校、渋谷校インストラクター。主にWebマー ケティングとクリエイティブ系の授業を担当。

バンガロール校インストラクター。デジタルマーケティング が専門分野。

Google認定Webマーケティング講座の企画・開発に携わる。「PHPカンファレンス2011」で講演。「PHP公式資格教科書」の執筆など

バンガロール校支店長。Webプロデューサー、インストラクター、エリアマネージャを経て、現在はグローバル展開のビジネスディベロップメントを担当。

「W3C"HTML5 Tour"」での講演や、インド校にてWebデザイナーおよびチーフインストラクターを勤めた経歴を持つ、人気キャリアプロデューサー。

フランスにあるW3CのEUホスト、ERCIM(欧州情報処理数学研究コンソーシアム)に常駐し、Webの研究を行うインド人インストラクター。Webマーケティングに精通している。

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