Googleの新しいVRヘッドセット「Daydream View」
2016年10月 9日
Googleが、10月5日に「Daydream View」を発表しました。今年の5月に開催されたGoogle I/OにてDaydreamプロジェクトの発表をしていましたが、待ちに待った発売ということになります。これまでにもGoogleは、Google Cardboardによる低価格でのVR体験の実現をリードしてきていましたが、Daydream Viewの登場で、また一段と加速していきそうな気もします。
VRヘッドセットを大きく二分するとPCのセカンダリモニタとしての役割で、スペックの高いPCのパワーを使ってハイクオリティなビジュアルを実現するタイプのものと、スマートフォンをディスプレイとして、どちらかというと気軽さを重視したタイプのものがあります。
PCとの接続タイプのものでは、Oculus RiftやHTC Viveといったヘッドセットが有名です。そしてスマホタイプのものでは、Gear VRやGoogle Cardboardが有名どころとして名前を挙げられます。今回、Googleが発表したDaydream Viewはスマホタイプの方に分類されるもので、同時に発表されたGoogleブランドの新スマートフォン「Pixel」または「Pixel XL」を接続してVRモードでの使用ができます。現時点での感覚では、Gear VRに限りなく近いコンセプトなのかなと思います。一つの大きな違いとしては、Daydream Viewにはコントローラーがついているということが挙げられます。ジャイロスコープも内蔵しているので、手の動きをアプリ側が拾うことができるので、例えばボウリングやテニスなど腕の動きでプレーできるゲームなんかには向いてそうな気がします。
ちなみに、開発者的にはGoogle VR APIを使用することで、これまでGoogle Cardboard向けに開発してきた手法と同じ方法で、Daydream View対応のコンテンツを開発することができます。
これから年末にかけては、Oculusのコントローラーが発売されたり、PS VRの発売なども待っていますので、「VR」というキーワードから目を離すことができません。
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