2015.07.29
パケットフィルタリング型は3種類のタイプがあり、 前回はその中でも 「スタティックパケットフィルタリング」と「ダイナミックパケットフィルタリング」を詳しく見てきましたが、 今回は3つ目の「ステートフルパケットインスペクション」を詳しく解説いたします。 ステートフルパケットインスペクションとは 「ステートフルパケットインスペクション」は「ステートファイアウォール」とも呼ばれています。 このファイアウォールは、 内部ネットワーク側から送信したデータをセッションログとして一時的に保存しておきます。 そして、インターネット側から到着したパケットがセッションログと整合性が合うか確認します。 具体的には、パケットの時間的な前後関係を追跡します。 小説の流れを辿るように、一連の流れ(コンテキスト)として
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2015.07.24
前回はファイアウォールの4つの種類を解説しましたが、 本日はパケットフィルタリング型のファイアウォールについてより詳しく見ていきましょう。 パケットフィルタリング型ファイアウォールとは パケットフィルタリング型は、ファイアウォールが最初に普及したころに用いられたタイプです。 データのパケット(小包み)のヘッダ部分を参照し、パケットの送信元アドレスや宛先アドレス、 通信方法を示すプロトコル、TCPおよびUDPトラフィック、宛先ポートの情報に基づいて、 通信の許可、もしくは拒否を行うというのがその基本的な仕組みです。 通信不許可の場合、パケットをドロップ(暗黙の破棄)するか、または拒否します。 拒否された場合はパケットを廃棄し、送信元にエラー応答を送信します。 パケットフィルタリング型の特徴
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2015.07.22
ファイアウォールは、インターネットと内部ネットワークをつなぐ際に欠かせない大切なセキュリティです。 ファイアウォールの種類には、分け方がいくつかありますが、今回は4つに分けてご紹介します。 ファイアウォールのタイプ ファイアウォールには以下の4種類があります。 ・スタティックパケットフィルタリング ・ダイナミックパケットフィルタリング ・ステートフルパケットインスペクション ・アプリケーション型(プロキシ型) このうち、上の3種類を「パケットフィルタリング型」とひとくくりにして、 アプリケーション型と対比させる分類方法もあります。 パケットフィルタリング型の3種類 パケットとは本来小包のことで、インターネット上ではデータをパケットという小さな単位に分けてやりとりします。 パケットフィルタリ
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