米Google Inc.が現地時間で2016年11月16日に、「Google Earth」VRヘッドセット対応版「Google Earth VR」を無償公開しました。 Google Earthは、世界中、あらゆる場所の映像や画像を閲覧し、まるで自宅に居ながらにしてその地の風景や文化に触れるという疑似体験ができるサービスです。 今までも、たくさんの情報や世界中の美しい風景が紹介されてきましたが、今回、仮想現実（ヴァーチャルリアリティ）に対応させた「Google Earth VR」がいよいよリリースされたのです。 たとえば、東京はもちろん、アマゾン川、グランドキャニオン、スイスのアルプスとといった世界中の有名な地を訪れ、上空から風景を見渡したり、手軽に体験できるツアーが用意されているとか。 聞

7月29日から放映の始まった注目の映画「シン・ゴジラ」。 様々なメッセージが込められた、迫力のある素晴らしい映画ですが、 なんと映画が終わってもその迫力をバーチャル・リアリティー（以下VR）によって体感させてくれる製品が発売される予定です！ 10月13日発売予定のPlayStationRVRでは、リアリティあふれる究極の"ゴジラ"体験を実現すべく、実際の映画用に製作された3DCGデータを使用し、鋭意制作が進められているそうです。 その特別先行体験会が、8月3日に行われたようで、参加者は、ゴジラの迫力に熱狂したようです。 VRがもっと一般的になれば、言葉や画像だけでは伝わりにくい感覚を共有することも身近になり、さらにお互いを理解し合える世の中を実現していけるでしょう。 VR技術の基礎は、We

バーチャルリアリティーと言ったら、みなさん3D映像を思い浮かべるかもしれません。 しかし、バーチャルリアリティーは、日本語に直訳すると「仮想現実」という意味です。 視覚に限られた技術ではありません。 聴覚や触覚、さらには嗅覚に働きかけるバーチャルリアリティーの開発も進められています。 今回は聴覚に訴えかける、視覚障がい者のためのバーチャルリアリティーに焦点を当ててみたいと思います。 聴覚に訴えかける3次元音響 このバーチャルリアリティーを体験するには、スクリーンメガネをかけるのではなく、 ヘッドホンを使用します。 そこで使われているのは、3次元音響（立体音響、3D音響とも呼ばれる）。 音の大きさだけでなく、3次元的な音の方向や距離、広がりなどを表現することができます。 この3次元音響バーチ