Googleが日本語検索のアルゴリズムを変更!影響を受けるのはどんなサイト??
2017年2月 4日
たとえば、体調が悪いとき。
気になる新商品の詳細が知りたいとき。
みなさんも、インターネットで情報を調べますよね。
日本では、インターネット利用の目的として、SNSなどを通じてのコミュニケーションやインターネットショッピングなどより、圧倒的に「情報収集・コンテンツ利用」が高いことが総務省の調査で分かっています。 それは、他先進国との比較をしても明らかです。
(出典)総務省「ICTの進化がもたらす社会へのインパクトに関する調査研究」(平成26年)
つまり、私たち日本人はインターネットの1番の利用目的が、情報収集の手段として捉えている人の割合が高いということです。
また、Googleの検索アルゴリズムの評価要素の1つである「コンテンツの情報量が多ければ多いほど評価する」という性質をついて、SEOを目的としてページ数や情報量を爆発的に増やしていくメディアも年々増えています。
そういった背景のもと、日本ではキュレーションメディアが爆発的に増え、「量」が最優先であらゆるメディアから情報が提供されてしまう事態になった結果、昨年の大手キュレーションメディアが次々閉鎖に追い込まれるような問題が発生しました。
...前置きが長くなってしまいましたが、 そういった問題を受けた結果、いよいよGoogleが動きました。
2/3(金)、日本語検索のアルゴリズムをアップデートしたという発表が行われたのです。
今回のアップデートは、検索結果の上位にあげることばかりを重視してコンテンツの品質が低い情報を提供しているサイトの評価を下げ、その結果高品質なコンテンツを提供しているサイトの順位を上げるという内容のものです。
Googleのウェブマスター向け公式ブログ「日本語検索の品質向上にむけて」では、次のように発表されています。
今回の変更は、日本語検索で表示される低品質なサイトへの対策を意図しています。このような改善が、有用で信頼できるコンテンツをユーザーに提供する皆さんを、正当に評価するウェブのエコシステム作りの助けとなることを期待しています。
実際、今回のアルゴリズム変更を受けて、2/2~2/3の間にすでにいくつかのキュレーションメディアに順位の変動が起きているようです。
有用な情報提供をしている高品質なサイトを検索の上位に表示させるというのは望ましいことです。 ただ、難しいとはわかっていながらも、「高品質」の基準に対する透明性があるわけではないため、順位変動にしばらく多くのメディア運営者やコンテンツ管理者がドキドキすることは避けられません。
とにかくSEOとしてもユーザー目線で考えても大事なことは、Webサイトを作ったり運営したりするうえで、「正しく、そして有用な情報を提供する」ことを第一にするということです。 そのうえで、技術的な知識や最新情報の収集は外せません。
インターネット・アカデミーは、今後も「正確かつ最新の情報を提供する」ことを第一として、講座やサービスの提供を行ってまいります。
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