アジア最大級の「アドフェスト2017」発表からみる広告トレンド
2017年3月26日
優れた広告を表彰する広告祭は、国内・国外でもたくさん種類があります。
最近では、3月22日から25日にかけてアジア最大級の広告祭「アドフェスト2017」がタイ・パタヤで開催されていました。
「アドフェスト2017」とは
この広告祭は、若手クリエイターの国際的交流と、次代を担う人材を育成することを目的に全日本広告連盟が協力をしていて、同広告祭への研修ツアーまでもが一般社団法人日本アド・コンテンツ制作協会(JAC)協賛のもと、企画・実施されているほど例年注目を浴びています。
今回、日本からは、モバイル部門でGoogle「Kibo Science 360 - A Space Experiment with Google」(電通/電通テック)、アウトドア部門でオーストラリア政府「Giga Selfie」(TBWA HAKUHODO)が最高賞のグランデを受賞しました。
対象となった「GIGA Selfie」のサイトは現在非公開となっていますが、過去当ブログで山田先生が「GIGA Selfieで壮大な自撮りをしよう」という記事を掲載しているので、どんなサイトだったのか気になる方はぜひご覧くださいね。
「Kibo Science 360」は「きぼう」内部を再現!
今回、グランデを受賞した「Kibo Science 360 - A Space Experiment with Google」は、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の大西卓哉宇宙飛行士と共に、様々な宇宙での実験にチャレンジするプロジェクトの1つです。
なんと、「きぼう」の内部を360°VRで実写再現したアプリで、宇宙旅行の体験や大西宇宙飛行士のガイドに従って宇宙実験ミッションにチャレンジすることができます。
他にも、このプロジェクトでは大西宇宙飛行士とライブ交信するイベントの開催や、「宇宙に行ったらやってみたい実験」を考えて、Twitter投稿を募集をするなど、ユニークな企画が実施されてきました。
今回のグランデ受賞作品の傾向
今回受賞した作品を見ると、いずれもスマートフォンを活用したものであるということ、そして「Kibo Science 360」については、VR技術を活用し、手元で宇宙のような身近でないものを身近に体験できるという特徴が出ています。
スマートフォンの利用者が増え、そしてあらゆる技術が進化してきたことで、ユーザー体験やコミュニケーションの形も、どんどん「リアル」で「共有」しやすいものとなってきました。
Webも、どんどん進化して面白い使い方が登場しているということですね。広告業界に関わる方だけでなく、マーケティングやWeb担当者の皆様も、トレンドの参考としてぜひチェックしてみてくださいね。
ちなみに、インターネット・アカデミーの卒業生には、世界的な広告賞やデザイン賞を受賞している卒業生が何人もいらっしゃいます。賞に興味がある方は、ぜひ卒業生のインタビューもご覧になってみてください!
卒業生インタビューページ
関連サイト
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