インターネット・アカデミー オフィシャルブログ
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オートリキシャを通して見るインド

2015.10.08

私がインドで良く利用する乗り物は、オートリキシャ(オートリクシャ)です。インドに訪れたことがある人もない人も、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。今日はそのオートリキシャについてのお話をさせていただこうと考えています。オートリキシャはとてもリーズナブルに利用することができる市民の味方です。歩いて10分ほどの距離の場合、だいたい40ルピー(73円) で利用することができます。健康のために歩かなければと思っても、ついつい使ってしまいます。 オートリキシャの料金メーター オートリキシャにはタクシーと同様、料金メーターが搭載されています。ただ、残念ながらメーターはなかなか使ってもらえません。料金は基本的に交渉しなくてはいけません。交渉力が鍛えれるので、オートリキシャのドライバーと積極的に

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知恵と繁栄の神様を祭る「ガネーシャ・チャトゥルティ」

2015.10.03

半月ほど前の話題になってしまいますがインドの話を一つ。 9月17日(木)。 この日はヒンドゥー教の祭日の一つ、Ganesh Chaturthi(ガネーシャ・チャトゥルティ)でした。 宗教上の慣わしが日常生活に深く浸透しているインドでは、祭日は家族や地域ぐるみで、その対象をお祝いしたり、幸福や繁栄をお祈りする、とても神聖な一日になります。 ガネーシャ・チャトゥルティは、ヒンドゥー教の有名な神様「ガネーシャ」の誕生日をお祝いする祭日で、この日も大いに街はお祭りムードで盛り上がっていました。 象の頭を持つガネーシャ像を見たことがある方は日本でも結構いらっしゃるのではないでしょうか。 ガネーシャは、ヒンドゥー教の神様「パールヴァティー」が、自らの身体の汚れから集めて作った人形に命を吹き込んで生まれ

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インドといえば

2015.09.27

みなさん、インドいえば何を思い浮かべますでしょうか。私が、ここバンガロール(ベンガルール)で生活をしていて、最初に思い浮かぶものは「チャイ」です。チャイはインドの人に愛されていおり、おそらく、ほとんどのインド人が1日に1杯は必ず飲むといって良い国民的な飲み物です。 インドのお茶文化の始まり インドでここまでお茶の文化が広がった理由は、イギリス植民地時代の歴史的背景にあるそうです。それはアヘン戦争前後のイギリス-中国-インド間貿易が関係しています。当時、中国はイギリスにお茶を輸出して莫大な利益をあげていました。しかし、イギリスが仕掛けたアヘン戦争により、中国の力が弱まると、イギリスは中国が大事にしていた門外不出の「茶の木」と「技術者」をインドへ輸出してしまいます。そこからインドでのお茶の文化

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インドの2つの教育制度

2015.09.24

先日、英語の発音について地元インドの友人と議論になりました。その際、インドの興味深い英語教育制度について話を聞いたので、今日はそのことについてご紹介したいと思います。 インドの公用語について インドには、国から認められている公用語が22種類もあります。日本の場合は日本語1つだけですので、最初に知ったときには軽いカルチャーショックを受けました。インドは17世紀以降、長きにわたりイギリスの支配下にありました。そのため、22の公用語の一つに英語もあり、政府が使用する公式な書類も英語で書かれているものが多くあります。 日本の英語教育 日本では、米国式のアルファベットの"つづり"(スペル)を初等教育の中で、教えています。しかし、「ドラゴンボールZ」など、本来ならば米国式にZ(ジー)と発音するべきとこ

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ハッピー 8ビットデー!

2015.09.17

突然ですが、9月13日(日)は何の日でしょう? そう、スーパーマリオブラザーズの30回目の誕生日です! ファミコンの上から黄色いカセットをがちゃっと挿して、本体の電源をON。 すると、テレビ画面の向こう側にワクワクするような世界が待っている...。 その気持ちを経験したことがある方は多いはずです。 そして、それは日本に限ったことではありません。 世界中のコンピュータープログラマーの中には、 このゲームに夢中になった経験があり、 このゲームがキッカケでコンピューターに対する夢を見るようになったという方も少なくないはずです。 誕生日のお祝いのイースターエッグ その証拠に、と言っていいかどうかはわかりませんが、Google と Microsoft が今、スーパーマリオブラザーズ誕生の30周年を記

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インドのお酒事情

2015.09.10

インドはとても広く多くの言語があり、多くの文化があります。今回は、私が見聞きして実際に感じたベンガルール(バンガロール)でのお酒の事情についてお伝えします。 「インドはお酒は禁止」というイメージがある方も多いのではないでしょうか。 私も渡印した最初の頃は、宗教の関係なのかなと思っていましたが、ヒンドゥー教ではお酒を禁止しているわけではないそうです。歴史を遡ると、インドで貿易が盛んになるまでは、肉食と飲酒は王族のみの愉しみであり、その後、王に近い富裕層を中心に飲酒の文化が広がっていったという背景があるそうです。 若者の意識の変化 そういった歴史的背景の他にも、インド国内で飲酒が良くないとされる理由は多々あるとは思いますが、私の周りのインド人が口を揃えていうのは、お酒はインド人のモラル規範から

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インド校にて第一回修了証書授与式を開催!

2015.09.08

先日、9月6日の日曜日に、最近3ヶ月で受講を修了した卒業生をお招きして、修了証書授与式を開催しました。すでにお仕事に就かれてお忙しい方もいる中で、21名の卒業生にご参加いただき、和気あいあいとした雰囲気の中でイベントが進んでいきました。 このイベントのメインは、もちろん修了証書の授与なのですが、修了証書授与の前にいくつかのセッションを実施しました。最新Web技術情報のお話、就職活動・転職活動におけるポイント、キャリアアップのプロセスなど、ちょうど受講を修了したばかりの卒業生にとって必要なお話を盛り込ませていただきました。というのも、私たちの意図としては、卒業後にも継続して卒業生自身がスキルアップをしていただくために、今後の業界のトレンドや、情報の仕入先などをお伝えしたかったからです。卒業生

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Googleの「Women Will」プロジェクトから「働く」を考える

2015.09.07

Google社が運営する「Women Will」プロジェクトに、インターネット・アカデミーのグループ企業である「ホームワーカーズコミュニティ(以下HWC)」がプロジェクトのサポーターとして紹介されました。 HWCは、フリーランスをはじめとした個人のクリエイター/エンジニアの活動をあらゆる側面からサポートし、 活躍の舞台を広げるお手伝いをする企業です。 もちろん、インターネット・アカデミーの卒業生もたくさんHWCを通じて活躍されています。 Women Will プロジェクトって? このプロジェクトは、女性のテクノロジー活用を促進することで、各国の女性が直面する問題の解決を目指すという Google 社のアジア太平洋地域全体の取り組みを指しています。 Women Will の日本での活動として

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インド名物の一つ「ランゴリ」

2015.09.03

きれいな幾何学模様ですね。この模様、実はインドの家庭でよく見かけるもので、「Rangoli」(ランゴリ)と言います。 色のついた砂などで描かれるランゴリは、単なるデコレーションではなく、ヒンドゥー教の慣わしの一つで、その家庭に幸福を招くと考えられています。 ときにはドアの前、ときにはリビングの床、と、いろんなところに描かれます。インド人の同僚に尋ねたところ、主にプージャー(ヒンドゥー教のお祈りの儀式)の際に描かれることが多いそうです。 そして驚くのは、このきれいな模様、ぜんぶ素手で描かれているんです!型など、一切使われていません。 それを知ったうえで、もう一度、上の写真を眺めてみてください。慣わしとはいえ、すごいですよね!イメージ検索で「Rangoli」を調べると、さらにいろんなバリエーシ

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ベンガルール(バンガロール)がIT都市として栄えた理由

2015.08.27

前回はインドの気候についての記事でした。今回は、ここベンガルールの街自体について、簡単にご紹介したいと思います。以前、荒川の記事でもご紹介していた通り、Google、Yahoo!、Amazon、Microsoft、IBMといった名だたるIT企業が開発拠点を構えていて、別名「インドのシリコンバレー」とも呼ばれています。 参照:ナマステ!はじめましてIAインドです。 https://www.internetacademy.jp/blog/ja/2014/07/ia.html なぜこんなにもベンガルールにIT企業が集まっているのかと言いますと、今となっては懐かしいキーワード「Y2K問題」(2000年問題)に端を発します。 Y2K問題 当時、古いコンピュータープログラミング言語の仕様から、新しい仕

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