2016.01.11
このたび、私 鹿野絢人は日本へ帰任させていただくことに決まりました。IT世界の中心地、バンガロールで世界最先端のIT/Web の情勢を学び、国境や言語を越え、世界の人々とビジネスをさせていただきました。バンガロールで多くの人に出会い、仕事をするたびに、インドだから、アメリカだから、日本だからという考えはなくなっていき、日本人も他の国にいる人も、本質は同じ人間なのだと気付くことができました。 インドは今後も確実に発展していきます。バンガロールの受講生に、10年前と今では何か違いますか?と聞いてみると、口を揃えて、「街も生活もまったく違っている」と言います。5年後や10年後には、さらに大きな変化が起きているかもしれません。 もちろん、インターネット・アカデミーのインド校も、今よりもさらに盛り上
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2015.12.30
バンガロールは外国の企業誘致を積極的におこなっており、海外からの影響をとても受けやすい場所です。インドのボリウッド映画(インド国内映画)と同じくらい多くのハリウッド映画が上映され、バンガロール市内を走るタクシーには常に有名なラジオの英語チャンネルがかかっていて、アメリカのポップ・ミュージックが流れています。さらにアメリカンフットボールの時期がくれば、スポーツバーはアメリカのプロリーグNFL一色になります。映画や音楽、スポーツの変化と同様に、恋愛の形に関しても、バンガロールではまるで外国のように変化してきていると、地元のインド人の友人知人が教えてくれました。 恋愛と結婚観の昔と今 私の友人たちに聞いた話です。今20代前後の若者の父母世代の結婚は、ほぼアレンジドマリッジ(お見合い結婚)だったそ
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2015.12.06
RedCooker.com(https://www.redcooker.com/) バンガロール(ベンガルール)発の食事のデリバリーサービスの会社です。私自身もよく利用しています。インドに赴任すると、衛生面の心配から生野菜を食べない日が続き、次第に日本にいた頃のように気軽にサラダを食べたいという欲求に駆られるようになる方が多いはず(少なくとも私はそうでした)。 比較的、インドの中でもバンガロールは生野菜のサラダが手に入りやすい都市ですが、一方でバンガロールでは交通渋滞問題が深刻なため、買いだしがおっくうになることもしばしばあります。そんな中で生野菜サラダを提供してくれているデリバリーサービスは本当にありがたいのです。シーザーサラダとペンネアラビアータが個人的なオススメです。 支払方法は、当
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2015.11.27
よくインターネット・アカデミーの受講生の皆さんに聞くことがあります。それは「Webデザインをするにあたって一番大事なことは何か」という質問です。受講生の皆さんからは、色です!綺麗な写真です!良いコンテンツにちがいない!いやいやSEOが一番大事です!使い勝手でしょう!など、色々な答えをいただきます。 何を重視するかは場合によるので一概には言えませんが、私の個人的な意見として、Webデザインで一番大事なことは「確実に情報を伝達すること」にあると思っています。 確実に情報を届けるには、紙とWebの違いを理解しなければいけません。紙の場合は、いくら大量の色を使っても、超高画質な写真をつかっても、あるいはどんなレイアウトにしても、相手によって見え方が変わることはありません。 しかしWebは違います。
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2015.11.14
みなさんこんにちは。インターネット・アカデミー バンガロール校でインターシップ中の荒木です。 早いもので1か月間のインターンシップも終わりに近づいています。スタッフの方々との親交も深まってきた中で、帰国日を意識するようになり、少し寂しいです。とても貴重な経験をさせて頂いているので、悔いの残らないよう過ごしていきたいです。 現在参加しているプロジェクトのご紹介 現在、2つの大きなプロジェクトに参加しています。その中で主な仕事内容としてはWebサイト公開前テストやHTMLやCSSを使ったテンプレートページ作成、翻訳、データ修正などを行っています。私が行っているテストとは、プログラムを実行し、Photoshopで作成したPSDファイル通り正しく表示されているか、クライアントが求めている品質に到達
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2015.10.25
みなさん、こんにちは。バンガロールに来て最初の週末を使ってバンガロール郊外に出かけてきました。自然やアクティビティが豊富で、バンガロール校スタッフのメンバーと楽しく交流することができました。 インドの魅力再発見 バンガロールから車で1時間ほどの人里離れた場所に「RD'NATURE RETRENT]という自然アクティビティを楽しめる施設があります。まるで古代遺跡にきたような感覚でした。ターザンロープやボート、プール、ダンスホールなど一日いても飽きないつくりになっていて、子供から大人まで遊べるようになっています。世界的なIT企業が進出してきて、都会化がますます進んでいるバンガロール市内で生活している人にとっては、とてもリラックスできる癒しのスポットかもしれません。ランチはビュッフェ形式でインド
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2015.10.11
みなさん、こんにちは。 インターネット・アカデミーでWebデザイナー総合コースを受講している荒木です。今週から、インターネット・アカデミーのバンガロール校でインターンシップをしています。「インドでインターンシップ」と聞いて、なかなか馴染みのない響きだと思いますので、このブログからインドという国に興味を持っていただけたら幸いです。 インドのイメージを変えたい!! みなさんインドと聞くとどんなイメージを持たれるでしょうか?私は今年の4月下旬頃まで世界一周の旅をしていました。その中で「インドってどんな国か想像できないな」と思っていたくらいでした。しかし、世界中を旅している中で出会った方のオススメでインドを経由することに決めたのですが、結果、すごく魅力溢れる国で一ヶ月以上滞在してしまいました!それ
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2015.10.08
私がインドで良く利用する乗り物は、オートリキシャ(オートリクシャ)です。インドに訪れたことがある人もない人も、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。今日はそのオートリキシャについてのお話をさせていただこうと考えています。オートリキシャはとてもリーズナブルに利用することができる市民の味方です。歩いて10分ほどの距離の場合、だいたい40ルピー(73円) で利用することができます。健康のために歩かなければと思っても、ついつい使ってしまいます。 オートリキシャの料金メーター オートリキシャにはタクシーと同様、料金メーターが搭載されています。ただ、残念ながらメーターはなかなか使ってもらえません。料金は基本的に交渉しなくてはいけません。交渉力が鍛えれるので、オートリキシャのドライバーと積極的に
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2015.09.24
先日、英語の発音について地元インドの友人と議論になりました。その際、インドの興味深い英語教育制度について話を聞いたので、今日はそのことについてご紹介したいと思います。 インドの公用語について インドには、国から認められている公用語が22種類もあります。日本の場合は日本語1つだけですので、最初に知ったときには軽いカルチャーショックを受けました。インドは17世紀以降、長きにわたりイギリスの支配下にありました。そのため、22の公用語の一つに英語もあり、政府が使用する公式な書類も英語で書かれているものが多くあります。 日本の英語教育 日本では、米国式のアルファベットの"つづり"(スペル)を初等教育の中で、教えています。しかし、「ドラゴンボールZ」など、本来ならば米国式にZ(ジー)と発音するべきとこ
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2015.09.10
インドはとても広く多くの言語があり、多くの文化があります。今回は、私が見聞きして実際に感じたベンガルール(バンガロール)でのお酒の事情についてお伝えします。 「インドはお酒は禁止」というイメージがある方も多いのではないでしょうか。 私も渡印した最初の頃は、宗教の関係なのかなと思っていましたが、ヒンドゥー教ではお酒を禁止しているわけではないそうです。歴史を遡ると、インドで貿易が盛んになるまでは、肉食と飲酒は王族のみの愉しみであり、その後、王に近い富裕層を中心に飲酒の文化が広がっていったという背景があるそうです。 若者の意識の変化 そういった歴史的背景の他にも、インド国内で飲酒が良くないとされる理由は多々あるとは思いますが、私の周りのインド人が口を揃えていうのは、お酒はインド人のモラル規範から
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2015.09.08
先日、9月6日の日曜日に、最近3ヶ月で受講を修了した卒業生をお招きして、修了証書授与式を開催しました。すでにお仕事に就かれてお忙しい方もいる中で、21名の卒業生にご参加いただき、和気あいあいとした雰囲気の中でイベントが進んでいきました。 このイベントのメインは、もちろん修了証書の授与なのですが、修了証書授与の前にいくつかのセッションを実施しました。最新Web技術情報のお話、就職活動・転職活動におけるポイント、キャリアアップのプロセスなど、ちょうど受講を修了したばかりの卒業生にとって必要なお話を盛り込ませていただきました。というのも、私たちの意図としては、卒業後にも継続して卒業生自身がスキルアップをしていただくために、今後の業界のトレンドや、情報の仕入先などをお伝えしたかったからです。卒業生
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2015.08.27
前回はインドの気候についての記事でした。今回は、ここベンガルールの街自体について、簡単にご紹介したいと思います。以前、荒川の記事でもご紹介していた通り、Google、Yahoo!、Amazon、Microsoft、IBMといった名だたるIT企業が開発拠点を構えていて、別名「インドのシリコンバレー」とも呼ばれています。 参照:ナマステ!はじめましてIAインドです。 https://www.internetacademy.jp/blog/ja/2014/07/ia.html なぜこんなにもベンガルールにIT企業が集まっているのかと言いますと、今となっては懐かしいキーワード「Y2K問題」(2000年問題)に端を発します。 Y2K問題 当時、古いコンピュータープログラミング言語の仕様から、新しい仕
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2015.08.20
こんにちは、日本のみなさん! インターネット・アカデミー インド支店の鹿野です。 きょうのテーマは「インドの夏の気候」。 インドの夏って暑そうだなあ、とお考えかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。 たとえば、いま私の住んでいるベンガルール(バンガロール)市では、日中は、さすがにぽかぽかして暖かいなあと感じますが、 日が照っていない夜から早朝にかけては、ちょっと肌寒いと感じてしまうくらいの気温です。とくにベンガルール市は高地に位置している(平均標高 920 m)ので、時折、冷たい風が強く吹き付けることがあります。(実際、窓を開けっぱなしで寝てしまい、風邪をひいたことが何度か...) さらに、この時期のインドは、季節風モンスーンの影響で雨季。ここベンガルール市では、毎日 17 時頃にな
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2015.08.14
こんにちは。はじめまして! インターネット・アカデミー インド校のWebデザイナー兼ディレクターの鹿野です。 2012年12月のインド校の立ち上げから、スクール運営、現地人材育成に至るまで、ほぼ全てのインド校の業務に携わってきました。今ではスクールの運営にとどまらず、インド国外からのアウトソーシング開発案件のディレクションにも携わり、現地スタッフと協力をして仕事をしています。 2014年にインドのモディ首相が訪日されて以降、日本のメディアで「インド」という文字を多く見かけるようになりました。インドにご興味をお持ちの読者の方も多いことでしょう。 今回から私も執筆させていただくことになりましたので、私のブログ記事を通して、読者の皆さまに、よりインドを身近に感じていただけたらと考えています。 た
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2015.07.11
このたび、エイチ・アイ・エスさんにご協力をいただき、日本から受講生を招いてのIT短期留学を実施させていただくこととなりました。今回の企画は先日、6月30日付の日経産業新聞にも掲載いただき、お陰さまで大きな反響をいただいております。コンセプトとしては、現在ITを語るうえでは欠かすことのできないここインド、バンガロールに約1ヶ月滞在をしていただきながら、インターネット・アカデミーでITの勉強をしていただくというものです。授業は現地のインド人講師が担当しますので、ITのグローバルスタンダードを英語で勉強をしていただくことが可能です。基本的に授業はハンズオンと呼ばれる実践形式で行ないますので、理論だけではなく講師と一緒に実際にPC操作をしながら進みます。英語が得意でないという方のためにも、授業には
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2015.07.05
現在、ビライ校では、近隣の工科大学の学生に向けたボケーショナルトレーニング(職業訓練)を実施しています。中央インドに位置するチャッティースガル州のなかでも、ビライおよび隣接するライプール、ドゥルグの地域は、エデュケーションハブと呼ばれ、州をあげて学校教育に力を入れています。そのため、インドの多くのエリアから学生が集まり、またその一方で、ここを巣立った学生たちは、インド各地へ就業していきます。デリー、ムンバイ、バンガロール、プネーなど、インドのなかでも都市部にいけば就業機会も多くなりますので、ビライ校を卒業した受講生たちが、バンガロール校のスタッフからの就業サポートを受けて就職が決まる事例もいくつか出てきました。おそらく高度成長期の日本もそうであったように、インドでも地方から若者が都会に流入
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2015.06.27
インターネット・アカデミーの授業を支えるインストラクター陣は、日々各自の担当する開発プロジェクトの合い間をぬって、ローテーションを組んで授業を担当しています。 現場で使う生きた知識を授業で還元するというコンセプトのもと、それぞれが講師業と開発者業を両立しています。 それぞれの担当する開発プロジェクトで得た知識を還元し、最新の情報を授業に盛り込むために、日中の授業が終わった教室では、インストラクター同士の勉強会が開かれます。 Web制作の現場においては、開発者によってコーディングやプログラミングの仕方が微妙に異なったり、その人のクセのようなものが存在します。 インターネット・アカデミーでは、W3Cメンバーとしてあくまで世界標準に沿った知識を提供するためにも、インストラクター間でもさまざまなケ
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2015.06.20
バンガロール校の卒業生が休日に遊びにきてくれました。なんとこの5人は揃って大手ヘルスケア会社に就職が決まり、先月よりWebデベロッパーとして勤務を開始しています。もともとは、同社に勤務していたWebデベロッパーがたまたまインターネット・アカデミー出身であったため、同社の人事担当者から「優秀な卒業をたくさん紹介してほしい」ということで求人募集をいただき、書類選考や作品提出、面接などの選考プロセスを経て彼らの採用に至りました。無事に就職が決まったお礼と、近況報告にきてくれた彼らからは、「望んでいた仕事に就くことができて毎日が楽しい」「インターネット・アカデミーで学んだことが業務に役立っている」などと嬉しい話を聞かせてくれました。 やはり、卒業生の活躍を聞くのは、教育に携わる人間として、その冥利
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2015.06.06
今週は、日系企業の人事担当者様をバンガロール校にお迎えして、採用選考会を開催しました。この日は5名の受講生を対象に、個別面接を実施し、まずは人柄や意欲などをチェックしていただきました。参加者の技術力に関しては、それぞれの受講生がつくった作品を提出していただき、判定をしていただきます。インターネット・アカデミーで勉強をされている受講生は、就職や転職などのキャリアアップを目指している方がほとんどですので、こうした機会をさらに増やしながら、受講生に対する就業機会の提供と、インドの現地企業や日系企業に対する採用サポートを進めていきたいと思います。今回の採用選考会の開催にあたっては、グループ会社のウェブスタッフがセッティングを担当しました。ウェブスタッフ株式会社>グローバル人材紹介https://w
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2015.05.30
ビザの更新のために久しぶりに日本に戻り、インドビザ申請センターに行ってきました。インドのビザ申請センターは、東京と大阪の2拠点があります。東京のセンターはもともとは茗荷谷にあったのですが、今年の4月より移転され、場所が三田に変わりました。インターネットの掲載情報などを見ると、まだ古い茗荷谷の住所がそのまま掲載されているページがあったりして、大変紛らわしい状況にありますので、インドへのビザ申請を行う方は十分にご注意ください。ビザ申請をされる方へ重要なお知らせhttp://www.indianvisaatjapan.co.jp/newIvac.html4月に移転をしたあと、新しいウェブサイトが5月も末となる現時点でまだオープンしておらず、旧サイトがそのまま公開され続けておりややこしいので、ぜひ
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