2016.08.19
先日、世界最高峰の理系学生が集まるインド工科大学(以下IIT)の学生たちと話をする機会がありました。 その中のある一人の学生が、大変興味深いプロジェクトに取り組んでいたので、今日はそのご紹介をしたいと思います。 彼が参加しているのは、遠隔医療を可能にするWebサイトを構築するプロジェクト「E-swasthya」。 インドでは医療はまだ浸透しておらず、無医村(医者のいない村)もあります。そのような無医村に住む人々の中には低所得者も多く、水道が整備されていないために病気になりやすい状況にあります。 そこで彼を含む学生たちは、無医村に住む人々と市街地に住む医者を繋げるために立ち上がりました。彼らはIT技術の力で、人工衛星を介したインターネットアクセスを可能にし、無医村に医療を届ける手助けをしてい
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2016.03.28
先週は、インド全国で最も盛り上がるお祭りの一つである「ホーリー祭」がありました。ホーリー祭は、春の訪れを祝い、豊作祈願のお祈りをするお祭りとしてスタートしたそうです。主に北インドを中心に始まり、今ではインド全国で盛大に祭が行われています。 ホーリー祭を一言であらわすと「色の祭典」です。色粉や色水をそこら中で掛け合い、街全体がカラフルに仕上がります。冒頭の写真のように、うちのスタッフもいろんな色に染められていました。もともと、この色粉の掛け合いというのは、家に入ってくる邪鬼を追い払うための儀式としてスタートしたと言われています。なるほど、「春の訪れ」、「鬼を追い払う」。豆と色粉という違いはあれど、どことなく日本の節分の豆まきと近しいような感じがします。日本の豆まきは中国由来という説が有力です
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2016.01.11
このたび、私 鹿野絢人は日本へ帰任させていただくことに決まりました。IT世界の中心地、バンガロールで世界最先端のIT/Web の情勢を学び、国境や言語を越え、世界の人々とビジネスをさせていただきました。バンガロールで多くの人に出会い、仕事をするたびに、インドだから、アメリカだから、日本だからという考えはなくなっていき、日本人も他の国にいる人も、本質は同じ人間なのだと気付くことができました。 インドは今後も確実に発展していきます。バンガロールの受講生に、10年前と今では何か違いますか?と聞いてみると、口を揃えて、「街も生活もまったく違っている」と言います。5年後や10年後には、さらに大きな変化が起きているかもしれません。 もちろん、インターネット・アカデミーのインド校も、今よりもさらに盛り上
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2015.12.30
バンガロールは外国の企業誘致を積極的におこなっており、海外からの影響をとても受けやすい場所です。インドのボリウッド映画(インド国内映画)と同じくらい多くのハリウッド映画が上映され、バンガロール市内を走るタクシーには常に有名なラジオの英語チャンネルがかかっていて、アメリカのポップ・ミュージックが流れています。さらにアメリカンフットボールの時期がくれば、スポーツバーはアメリカのプロリーグNFL一色になります。映画や音楽、スポーツの変化と同様に、恋愛の形に関しても、バンガロールではまるで外国のように変化してきていると、地元のインド人の友人知人が教えてくれました。 恋愛と結婚観の昔と今 私の友人たちに聞いた話です。今20代前後の若者の父母世代の結婚は、ほぼアレンジドマリッジ(お見合い結婚)だったそ
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2015.12.24
さて今年も残りわずかとなってきました。 みなさん、2016年へ向けての準備はできていますか? インドの2015年は、IT業界にとってのひとつのマイルストーンとなる年でした。 モディ首相率いる産官学連携の一大キャンペーン、「デジタル・インディア」(Digital India)が開始されたためです。 公式サイト:http://www.digitalindia.gov.in/ インド・情報技術省の公式資料:http://deity.gov.in/sites/upload_files/dit/files/Digital%20India.pdf インドを名実ともに世界最高のIT国家にすべく、国から大企業まで総動員する、国家規模のIT化運動に世界が注目しています。 インターネットがやってくる たとえば
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2015.12.06
RedCooker.com(https://www.redcooker.com/) バンガロール(ベンガルール)発の食事のデリバリーサービスの会社です。私自身もよく利用しています。インドに赴任すると、衛生面の心配から生野菜を食べない日が続き、次第に日本にいた頃のように気軽にサラダを食べたいという欲求に駆られるようになる方が多いはず(少なくとも私はそうでした)。 比較的、インドの中でもバンガロールは生野菜のサラダが手に入りやすい都市ですが、一方でバンガロールでは交通渋滞問題が深刻なため、買いだしがおっくうになることもしばしばあります。そんな中で生野菜サラダを提供してくれているデリバリーサービスは本当にありがたいのです。シーザーサラダとペンネアラビアータが個人的なオススメです。 支払方法は、当
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2015.11.27
よくインターネット・アカデミーの受講生の皆さんに聞くことがあります。それは「Webデザインをするにあたって一番大事なことは何か」という質問です。受講生の皆さんからは、色です!綺麗な写真です!良いコンテンツにちがいない!いやいやSEOが一番大事です!使い勝手でしょう!など、色々な答えをいただきます。 何を重視するかは場合によるので一概には言えませんが、私の個人的な意見として、Webデザインで一番大事なことは「確実に情報を伝達すること」にあると思っています。 確実に情報を届けるには、紙とWebの違いを理解しなければいけません。紙の場合は、いくら大量の色を使っても、超高画質な写真をつかっても、あるいはどんなレイアウトにしても、相手によって見え方が変わることはありません。 しかしWebは違います。
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2015.11.17
↑インターネット・アカデミーの教室が入っているバンガロールの施設。 バンガロールでの生活も残りわずかになってきました。インドを訪れる前に期待していたイメージがひっくり返されるような体験がバンガロールでは何度もあり、インドの魅力を改めてを実感しています。今回は多くの方にバンガロールに訪れて欲しい3つの理由を、私のインターシップと旅の経験から紹介したいと思います。 1.経済成長を肌で感じられる 私がバンガロールへ訪れる前のインドのイメージと言えば、女性はサリーを着て、街には牛が闊歩し、多くの人が毎日手でカレーを食べている、というイメージを抱いていました。しかしバンガロールに住んでみると、それはインドの一面でしかないことがわかります。バンガロールには海外ブランド店が多数出店している巨大ショッピン
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2015.11.14
みなさんこんにちは。インターネット・アカデミー バンガロール校でインターシップ中の荒木です。 早いもので1か月間のインターンシップも終わりに近づいています。スタッフの方々との親交も深まってきた中で、帰国日を意識するようになり、少し寂しいです。とても貴重な経験をさせて頂いているので、悔いの残らないよう過ごしていきたいです。 現在参加しているプロジェクトのご紹介 現在、2つの大きなプロジェクトに参加しています。その中で主な仕事内容としてはWebサイト公開前テストやHTMLやCSSを使ったテンプレートページ作成、翻訳、データ修正などを行っています。私が行っているテストとは、プログラムを実行し、Photoshopで作成したPSDファイル通り正しく表示されているか、クライアントが求めている品質に到達
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2015.11.06
こんにちは!インターンシップ生の荒木です。 インドに滞在しているとお祭りの多さに驚きます。 日本人の感覚では、お祭りは年に数回行く程度ですが、インドでは毎月のように何らかのお祭りが開催されています。 有名なものでは、日本のカラフルランのような「ホーリー(Holi)」、新年を祝うお祭り「Diwali(ディワリ)」などがあります。 インドの人々にとって、お祭りは一つ一つが盛大で、生活には欠かせない大事なものだと感じます。 ちょうど先週、ディワリの20日前に行われる「Dussehra」(ダシェラ)と言うお祭りがありましたので、今回はそちらをご紹介いたします。 善が悪に勝利した日 Dussehraの"Dus"はヒンディー語の「10」という意味です。これは、ヒンドゥーの英雄ラーマが、3人の悪魔ラーヴ
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2015.11.02
本日は、インドのソフトウェア/Web開発現場についてと、便利で使える開発支援ツールについてご紹介したいと思います。 製造業やプロダクション関係のお仕事をなさっている方からすると、「インド = オフショア開発の依頼先」というイメージが強いことでしょう。 そもそもオフショアとは、海岸(Shore)から離れた(Off)場所、つまり「海外」の製造会社やプロダクションに外注(アウトソース)することを意味します。 技術者が豊富にいて、英語に不自由せず、物価が比較的安いインドは、グローバル企業にとって格好のオフショア開発依頼先と言えます。 そんなオフショア開発で必ずといっていいほど課題になるのが、いまやメインストリームと言えるアジャイル・ソフトウェア開発プロセスの導入のしづらさです。 アジャイル・ソフト
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2015.10.25
みなさん、こんにちは。バンガロールに来て最初の週末を使ってバンガロール郊外に出かけてきました。自然やアクティビティが豊富で、バンガロール校スタッフのメンバーと楽しく交流することができました。 インドの魅力再発見 バンガロールから車で1時間ほどの人里離れた場所に「RD'NATURE RETRENT]という自然アクティビティを楽しめる施設があります。まるで古代遺跡にきたような感覚でした。ターザンロープやボート、プール、ダンスホールなど一日いても飽きないつくりになっていて、子供から大人まで遊べるようになっています。世界的なIT企業が進出してきて、都会化がますます進んでいるバンガロール市内で生活している人にとっては、とてもリラックスできる癒しのスポットかもしれません。ランチはビュッフェ形式でインド
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2015.10.15
今日は、ちょっとした日常の発見(?)を。 一昨日、ヒンドゥー教の同僚が額に赤い印を付けていました。 それを見て、「そういえば、あの赤い印って何の意味があるんだろう」「既婚女性が付けるっていう話を聞いたことがあるけど、その同僚は男性だしなあ」そんなことをふと思ったので、インド人の同僚に詳細を聞いてみました。 あの額の赤い印は「ティーカ」(Tika)と呼ばれるそうです。 お寺やお祭りなどでヒンドゥー教やジャイナ教の神様にお祈りをささげる際、お米や人工塗料などで作る赤い粉を神様の額に塗り、そして、お祈りをする人の額にも塗ります。 つまり、お祈りのための神聖な印なのです。 その同僚もそうでしたが、ビジネスパーソンは日中にお寺へ行けないので、出社前に近くのお寺に寄るのが一般的です。 大きなお祭りのと
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2015.10.11
みなさん、こんにちは。 インターネット・アカデミーでWebデザイナー総合コースを受講している荒木です。今週から、インターネット・アカデミーのバンガロール校でインターンシップをしています。「インドでインターンシップ」と聞いて、なかなか馴染みのない響きだと思いますので、このブログからインドという国に興味を持っていただけたら幸いです。 インドのイメージを変えたい!! みなさんインドと聞くとどんなイメージを持たれるでしょうか?私は今年の4月下旬頃まで世界一周の旅をしていました。その中で「インドってどんな国か想像できないな」と思っていたくらいでした。しかし、世界中を旅している中で出会った方のオススメでインドを経由することに決めたのですが、結果、すごく魅力溢れる国で一ヶ月以上滞在してしまいました!それ
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2015.10.08
私がインドで良く利用する乗り物は、オートリキシャ(オートリクシャ)です。インドに訪れたことがある人もない人も、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。今日はそのオートリキシャについてのお話をさせていただこうと考えています。オートリキシャはとてもリーズナブルに利用することができる市民の味方です。歩いて10分ほどの距離の場合、だいたい40ルピー(73円) で利用することができます。健康のために歩かなければと思っても、ついつい使ってしまいます。 オートリキシャの料金メーター オートリキシャにはタクシーと同様、料金メーターが搭載されています。ただ、残念ながらメーターはなかなか使ってもらえません。料金は基本的に交渉しなくてはいけません。交渉力が鍛えれるので、オートリキシャのドライバーと積極的に
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2015.10.03
半月ほど前の話題になってしまいますがインドの話を一つ。 9月17日(木)。 この日はヒンドゥー教の祭日の一つ、Ganesh Chaturthi(ガネーシャ・チャトゥルティ)でした。 宗教上の慣わしが日常生活に深く浸透しているインドでは、祭日は家族や地域ぐるみで、その対象をお祝いしたり、幸福や繁栄をお祈りする、とても神聖な一日になります。 ガネーシャ・チャトゥルティは、ヒンドゥー教の有名な神様「ガネーシャ」の誕生日をお祝いする祭日で、この日も大いに街はお祭りムードで盛り上がっていました。 象の頭を持つガネーシャ像を見たことがある方は日本でも結構いらっしゃるのではないでしょうか。 ガネーシャは、ヒンドゥー教の神様「パールヴァティー」が、自らの身体の汚れから集めて作った人形に命を吹き込んで生まれ
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2015.09.17
突然ですが、9月13日(日)は何の日でしょう? そう、スーパーマリオブラザーズの30回目の誕生日です! ファミコンの上から黄色いカセットをがちゃっと挿して、本体の電源をON。 すると、テレビ画面の向こう側にワクワクするような世界が待っている...。 その気持ちを経験したことがある方は多いはずです。 そして、それは日本に限ったことではありません。 世界中のコンピュータープログラマーの中には、 このゲームに夢中になった経験があり、 このゲームがキッカケでコンピューターに対する夢を見るようになったという方も少なくないはずです。 誕生日のお祝いのイースターエッグ その証拠に、と言っていいかどうかはわかりませんが、Google と Microsoft が今、スーパーマリオブラザーズ誕生の30周年を記
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2015.09.10
インドはとても広く多くの言語があり、多くの文化があります。今回は、私が見聞きして実際に感じたベンガルール(バンガロール)でのお酒の事情についてお伝えします。 「インドはお酒は禁止」というイメージがある方も多いのではないでしょうか。 私も渡印した最初の頃は、宗教の関係なのかなと思っていましたが、ヒンドゥー教ではお酒を禁止しているわけではないそうです。歴史を遡ると、インドで貿易が盛んになるまでは、肉食と飲酒は王族のみの愉しみであり、その後、王に近い富裕層を中心に飲酒の文化が広がっていったという背景があるそうです。 若者の意識の変化 そういった歴史的背景の他にも、インド国内で飲酒が良くないとされる理由は多々あるとは思いますが、私の周りのインド人が口を揃えていうのは、お酒はインド人のモラル規範から
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2015.08.27
前回はインドの気候についての記事でした。今回は、ここベンガルールの街自体について、簡単にご紹介したいと思います。以前、荒川の記事でもご紹介していた通り、Google、Yahoo!、Amazon、Microsoft、IBMといった名だたるIT企業が開発拠点を構えていて、別名「インドのシリコンバレー」とも呼ばれています。 参照:ナマステ!はじめましてIAインドです。 https://www.internetacademy.jp/blog/ja/2014/07/ia.html なぜこんなにもベンガルールにIT企業が集まっているのかと言いますと、今となっては懐かしいキーワード「Y2K問題」(2000年問題)に端を発します。 Y2K問題 当時、古いコンピュータープログラミング言語の仕様から、新しい仕
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2015.08.20
こんにちは、日本のみなさん! インターネット・アカデミー インド支店の鹿野です。 きょうのテーマは「インドの夏の気候」。 インドの夏って暑そうだなあ、とお考えかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。 たとえば、いま私の住んでいるベンガルール(バンガロール)市では、日中は、さすがにぽかぽかして暖かいなあと感じますが、 日が照っていない夜から早朝にかけては、ちょっと肌寒いと感じてしまうくらいの気温です。とくにベンガルール市は高地に位置している(平均標高 920 m)ので、時折、冷たい風が強く吹き付けることがあります。(実際、窓を開けっぱなしで寝てしまい、風邪をひいたことが何度か...) さらに、この時期のインドは、季節風モンスーンの影響で雨季。ここベンガルール市では、毎日 17 時頃にな
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